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2003年11月25日(火) マジカルあさがやミステリーツアー


えー?就職活動?してませんよンなもん。
そんなこんなでいろいろ鬱々したものがたまって精神がグラグラしてきたので、阿佐ヶ谷のアニメーションフェスティバルに行ってきました。プログラムふたつ見てきました。よかった・・・
■ノルシュテインの「霧につつまれたハリネズミ」にはもう白旗です・・・ハリネズミかわいすぎ。たまらない。あー、あの小さい手が小さな包みを持ってるあたりがたまらない。さわりたい。チクチクしたっていい。さわりたい(肩で大きく息をしながら)。あと、出てきた犬がうちの犬そっくりで(息が荒くてゲヘゲヘしてるとことか)うれしかったり。もうほんとに雰囲気がすごくしっとりしててリアルな絵本の世界という感じで、あったかかったです。いいな〜・・・ハリネズミと一緒にお茶してぇ・・・。
で、その勢いでノルシュテインの来年のカレンダーを買ってきてしまいました。これ、月と曜日がロシア語で書いてあるんです。もう、反則です。そんなん即買いです。もちろん絵も、どのページも、寒い日に焼きいもを買ったらおじさんがたくさんおまけしてくれたときのあったかさ×100くらいのあったか〜い感じで、すばらしいです。というか、こないだムーミンの原画カレンダーも買ったし、暦が気になってしかたないと思います、来年の私。
■おばあちゃんの病気と死にまつわるエトセトラを描いた「ストリート」、字幕がない!英語だしゆっくり話してたのでそれなりにはわかったんですが、めっちゃいい話だったのにリスニングのテスト状態になってしまった・・・画面をもっとゆっくりじっくり見たかったような。
■「結んだハンカチ」、めちゃくちゃかわいい!私のハンカチも結びたい!
■そしてプリート・パルンというエストニアの作家の「草上の朝食」という作品が、もう・・・!山村浩二さんが「これを超す面白いアニメーションに未だ出会えていません」と評していたので期待していたんですが、ほんとにおもしろかったです。絵は無気味なくらいなんですが、無個性で欲望まみれの群集に、無秩序で汚れた町で、4人の主人公が繰り広げては集結していくなんとも不思議なオムニバス形式のアニメでした。役人に引きずられながらカラスの群れに襲われる画家、叫び声、血のついたオレンジ、飛ばされるカサなどの繰り返されるわけわからないモチーフが次々と繋がっていって、気持ちいいくらいに衝撃のラスト。あー・・・あれだけでいいからもう何度か見たいです。でもこれも字幕がなかった・・・(ロシア語!)
■で、次はこんなかわいさ全力投球なやつがくるらしいです。うちのPC、フラッシュ古くて見れないんですが・・・おお・・・


というか、もう、サッカーサイトでこんな話、すいません!!
でもとまらない!


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