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2008年03月30日(日) 所詮は私も選ばれなかったブルーベリーパイにすぎないってことさ


きょうはSさんと3ヶ月ぶりくらいに遊びました。
3ヶ月か……。この3ヶ月の間にわたしにどれだけいろいろなことが起きたと思う!?と、ちょっと時の流れに愕然としました。2008年すごいなぁ。

Sさんと私はお互いウォンカーウァイ好きなので映画「マイブルーベリーナイツ」を見ました。とりあえず予告に出てきたキティ・チャンていう人名について笑いをこらえるのが苦しかったです。

(以下ネタバレ反転&辛)
・とりあえずクリストファードイルが参加してないことに気づいて愕然。ドイルがいないだけでこんなに色彩感覚が変わるものなのか…あの、生々しくて残酷ってくらいの色使いがないぜ…
・「恋する惑星」「天使の涙」系の軽めで奇妙なボーイミーツガールか?と思いきや、途中で妙に「いい話」をいれたりして、ごく普通のロードムービーになってましたよ。もっと変な人がいっぱい出てきて薄汚いところでネチネチ奇行を繰り広げてほしかったなぁ、というのはファンの勝手な願望か。せっかくカジノなんていい舞台使ってるんだからもっといかがわしくエロくしたっていいだろうに。
・同時鼻血のシーンは意味わかんなくてすごくいい。
・ジュードロウがもっとNYで奇行を繰り広げるシーンがもっと見たかったです。ずーっと監視カメラ映像見てるとか。一人二役で再会時のあいさつの練習するとか。店内埋め尽くすほどブルーベリーパイ大量に焼いてみるとか。
・テーブル越しのキスシーンはかわいいとは思うけど、最後成就してしまったことに、なーんか違和感が。思えばウォンカーウァイであーいう成就は珍しい。でも「道を渡るのは簡単だ。向こう側に待っている人がいてくれれば」って、それはズルい。何千キロも旅しておきながら結局その回答っていうのは納得いかないぜ。


あとうめずかずおの「イアラ」をSさんにうまく貸し出すことができて満足。ほんとは「おろち」も持ってってもらおうと思ったんですが、出掛ける前にパラパラっと見直したら墓場からよみがえった死体が野犬と戦ってるシーンとかがたくさんあったのでちょっとやめておきました。ともだちはたいせつにしましょう。


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