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2003年03月28日(金)
幸福の定義
■ 近所でチェーン店系の居酒屋が一つ開店した。その開店記念として「飲み物1杯100円」フェアを実施していたので、迷わず飲みに行く。僕が座った席の近くで、汚れの目立つジャンバーを着たおじさんが独り言を喋ったり、時に女性の店員に喋りかけたりしながら一人で飲んでいた。「俺はこれからキャバクラに行くんだ。キャバクラは5時半までやってるからな。そこで姉ちゃんたちと色々するんだ。お金なんていくらでもあるんだ」と繰り返し繰り返し、彼は豪語していた。店員はリアクションに困りながら、逃げるように調理場へと戻っていった。僕はそのおじさんを一瞬「かわいそうだ」と思ってしまったけれど、それは誤りであった。何故ならば、おじさんはそれで幸せなのかもしれないからだ。だとすれば、僕にとっての幸せとは間違いなく異なるけれど、だからこそ人の幸福を否定する権利はない。

■ 先日、会社のテニス部に入部した。しかし、ラケットを買うお金がない。これはちょっとした不幸だ。 //


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