■ 金曜の夜。近日幹事を務める歓迎会の会場を下見する。店内の照明は僅かで、落ち着いた雰囲気を醸している。パーティーよりも2人で飲むのに適していて気に入る。但し一人で飲んでいても4千円に達してしまった。給料日直後でないと来ることができないだろうと思う。その後、スーツ姿のまま新宿に行き、ライブハウスでDJの鳴らす曲に合わせ、踊り狂う。曲目はイギリスの歌が多かったが、終盤ではくるりの「ワンダーフォーゲル」が流れ、感動のあまり歌詞を叫びながら飛び跳ねる。周りでも数人が同様に飛び跳ねていた。僕は環境への順応性が高いのかもしれない。但し周りの男性達のように、会場の女性を口説くほどには至らない。順応性にも分量と分別が必要なのだ。 // |