モリハルゆ記

2004年10月02日(土) 遠い思ひ出

 JR神田駅ガード下にあったポルノ映画館『アカデミー劇場』が閉鎖されていた。ポルノねぇ〜遠い昔の思ひ出だなぁ〜

     


 この『アカデミー劇場』には入ったことないんだけど、前職の会社が近くにあったり、高校からの友達兼お客様が近くにいるんでこの前をよく通過した。横目でポスターを確認しながらね。

 私は板橋区の大山町で生まれて青春時代を謳歌した。大山には、な・なんと東映、大映、松竹と大御所の映画館とさらにポルノ映画館があった。大御所は商店街メインストリート沿いとか駅前に鎮座していたが、ポルノ映画館はメインストリートから狭い路地入って4〜5軒目あたりに、ひっそり淫靡にあった。その宣伝ポスターはメインストリートに貼ってあったので「いつかは!」と小学校の高学年あたりから目標にしていた。ま、普通の男の子だね。

 高校1年のとき、長年の夢、実現させました。高校は都立で私服だったから、勇気だして行きましたよ。夢は自ら行動しないと実現しないからね。「大学生2枚」この言葉言うだけで口内の水分はどこかへ飛んでいってしまった。「学生証は?」「ん・んぐ、わ・忘れました〜」「じゃあ大人料金ね!」オイコラ(-_-;)去年まで中学生だった男の子が大人料金かよ!

 今のアダルトビデオないしアダルトDVDに慣れ親しんでいらっやる御仁には「なんじゃこりゃ〜」という出演者、内容だったと思うが、当時小川ローザが「OH!モーレツ!」とCMに出るだけで目が釘付けになった時代である。裸のご婦人が画面で動いているなんて青天の霹靂だった。

 それからしばらくして、そのポルノ映画館のタダ券を2枚入手した。ハイ、感謝感激雨あられ!喜び勇んでまたアイビーファッションで行きましたよ。驚いた。初体験からゆうに1ヶ月はたっていたのに全く同じ映画2本立てでした。自分のお母さんのようなご婦人が前回同様演技されていました。

 『アカデミー劇場』閉鎖は、30年前の期待感で爆発寸前だった記憶を蘇らした。


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モリハル [MAIL]

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