モリハルゆ記

2006年04月23日(日) お国事情

 「お金を貯めたいの。銀行に預けてもお金増えないからね!」

 知人から紹介されたご婦人は開口一番仰った。日本の金融事情をよく知ってらっしゃる。そのご婦人はフィリピン出身の方で、日本人のご主人と結婚され、モリハルの知人と一緒の職場で頑張っておられる方だ。

 「日本ではお葬式代で200〜300万円かかちゃいますよ。」英語と日本語のチャンポンで会話を続ける。
 
 ご婦人は日本滞在中にイッパイお金稼いで、将来母国フィリピンへ帰り、大きな家建てて悠々自適の生活を計画されている。ご主人もそれを一緒に夢見てる。

 「死んじゃった後はお金要らないよ。ワタシにくるんじゃないでしょ。」

      


 モリハル新婚旅行で台湾に行ったときオプショナルツアーのガイドさんが言ってた。「台湾ではお葬式のとき『泣き屋さん』たのんで泣いてもらうね。」日本に帰ってから、偶然にも台湾の『泣き屋さん』TVで放映したのを観た。お金持ちはたくさん『泣き屋さん』雇って盛大に泣いてもらうみたいだ。なるほど、お国が違うとお葬式事情違うね!

 「こうすると銀行の定期預金よりお金貯まりますよ。奥さん要らないかもしれませんけど、死亡保障も付くから万一のときご主人にまとまったお金がいきます。」チャンポンで続ける。

 「お金貯まるのイイねぇ。もしダンナさんに掛けたら死んじゃったときワタシにお金くるの?」

 「That's right! そういうことになりますね。」

 「Very good! ダンナさんと一緒に入ろうかな。」

 ご婦人亡くなってもお金要らないが、ご主人亡くなった時はお金要るようである。これを日本人のご主人に説明しなくちゃならない。ウ〜ン・・・お金貯まることをメインに話すかな。

 

 


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