モリハルゆ記

2007年11月13日(火) 節穴

 娘の唯ちゃんと散歩した。



 小さい子ってキョロキョロするよね。



 大人が見つけないような、色んなモノを発見する。



 「ハッパ〜♪」(注:「キレイな葉っぱが落ちていたよ〜♪」の意味だと思う)

 そう、モリハルは少年のようだが大人なので、見ているようで見ていない。顔の中央にあるのは『節穴』2個である。『節穴』通しての『画像』と、脳内にある『メモリー』もしくは『ヒラメキ』が簡単に結びつかない。

 知り合って1年、ファミリーネームで呼んでいたので彼のファーストネームを知らなかった。最近知った彼の名は、ちょっと変わっていた。友人の息子が同じ名前をつけていたような記憶がある。

 別の日、彼と世間話をしていて、今何処に住んでいるかという話題になった。彼はモリハル生誕の地、東京は板橋だというではないか。駅でいうと2個隣だ。ローカルな話で盛り上がってしまった。

 ついこの前、モリハルからホケンに入るということになったので、住所、電話番号等の個人情報を伺った。「んん?」何かが脳内で蠢いた。事務所に戻り、書類を作成しているときようやく結びついた。彼は友人の息子だ。

 産まれた頃、抱っこしたことある。小学校の頃、腕もってブンブン振り回したことある。高校の頃、野球やっていた彼の逞しい上半身を撫で回したことある。彼だ!彼がスーツ着てる。

 友人とは、8年前までとっても仲良かったんだけど、ささいなことから疎遠になっていた。その後、共通の知人のお父様がお亡くなりになったとき、お通夜の席で顔を合わし、お互い気まずい雰囲気の中で時間を過ごした。年賀状もいつの間にか交わさなくなっちゃった。そうしたら何の因縁か、息子がモリハルの前に現れたってワケだ。

 彼はモリハルのこと、少年のような大人ぐらいにしか思っていないだろう。今度会ったら、何て言おうかな?「お父さん元気?」かな?


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