モリハルゆ記

2010年11月11日(木) 親の思い入れ

 ここんとこ木曜日、娘の唯ちゃんとピアノ教室に行っている。「うまく出来たらアイス買ってあげる。ダメだったらチューします」学校の先生が発言したらマスコミが大騒ぎしそうなことを、毎回自転車の前かごに収まっている唯ちゃんに語りながらピアノ教室に連れて行っている。



 モリハルは自称ギタリストだが、ピアノは弾くことができず、ましては楽譜も読めない(英文和訳風)。唯ちゃんが楽譜を真剣な目で追い、モリハルの手のひらにも満たない大きさの手を目一杯広げてドとソの和音を奏でている。お爺ちゃん年齢のお父さんであるモルハルの目が、思わず潤んでしまう光景だ。唯ちゃん頑張れ!将来、ギターとピアノで、踊るポンポコリン演奏しようね♪

 前の家族の息子、貴志は幼稚園の年中組から小学校6年生まで空手をやっていた。前の奥さんとは別居中だったにもかかわらず、空手の試合には駆けつけて応援したもんだ。小学校4年生の時、代々木体育館で行われた、いくつかの流派による試合で優勝したときには、この後にも先にも無いくらい声を張り上げて応援した。ま、他の親もすさまじかったけどね。

 その妹、なつみは中学校のとき何故か卓球に夢中になった。シェイクハンドのラバーを表と裏に違うタイプのモノを貼ったりして、何やら真剣だった。モリハルの住んでいる近くに合宿に来た際には、前の奥さんとは離婚し、今の奥さんと再婚したにもかかわらず、卓球部プラス顧問先生の分まで含めてスポーツドリンクを差し入れした。「ありがとうございま〜す」「この合宿での成果が次につながるぞ!頑張れ!」なんて卓球部員を前に偉そうに言ってしまったよ!

 子供に対する親の思い入れってのは、はたから見ると滑稽かもしれないが、当然の行為だね。なんたって自分の子供が、イッチ番カワイイし才能を過大評価しちゃう!多分、モリハルの親もそう思っていたんだろうな。すまんね!
 


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モリハル [MAIL]

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