その時、その方は50代半ばでした。 宮のりこさん。。。 とてもオープンな方で、 『名前をちゃんと書いてね!』 と言われそうなので、そうしましょう。
銀座で『宮』というクラブを経営していました。 ホントにクラブのママ?というほど、 とてもさっぱりしていて男っぽい方なのです
のりこさんの楽しみはスキューバダイビング。 そう、そのために仕事をしているようなもの。 1年のうち、11ヶ月仕事をして、 必ず1ヶ月だけはお店を閉めて、 大好きな海にもぐりに行きます。
今、はまっているところはマリアナ諸島。。。
のりこさんのお店にいつも通ってくる、 初老の紳士がいました。 そう、年は60代後半。。。 もの静かな紳士は、のりこさんのダイビングの話を いつも楽しそうに聞いていました。
その年、私はのりこさんにこう言いました。 『今年は、結婚するかもしれませんよ!』
『アハハハ、私がまさか結婚なんて。。。』 とのりこさん。
ある日、いつものように海の話をしていたのりこさんに あの紳士がこういいました。
『何年も君を見ていて、 何とかして夢を叶えてあげたいと思った。 私は今、家内とは離婚して一人だし、 財産もいくらかはある。 もしいやでなければ、結婚して欲しい。 パラオに土地を買ってある。 そこに住んで、君に思いっきり海で泳いで欲しい』
その後『クラブ宮』は閉店。
のりこさんは今も、思いっきり海の中。。。
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