私はエイズの担当になって 「予防にはコンドームが一番」 と言ったら、メキシコ人の生徒が 「コンドームを使うと快感を損ねるから使わない」
ジニー先生が 「一瞬の快感とエイズになって死ぬのと、どっちをとる?」 と言ったので、みんな大笑い。
「カナダにはエイズセンターがあるから、 月曜の授業で、みんなで行きましょう」ということに。
「どんなことでも、自分自身の目で確かめることよ!」 『避妊』にしてもひとつ、ひとつ黒板に描いて説明です。
「コンドームは、熱に弱いので、 決してズボンのお尻のポケットに入れてはいけない。 必ずバッグかジャケットのポケットに入れなさい」
私はこういう授業のやり方に感激しました。
最後に先生はみんなに、 「もし、エイズの+反応が出たらどうする?」 とみんなに聞きました。 メキシコの18歳の女生徒は 「自殺する」と叫びます。
ジニー先生は 「みんな、“On the beach…(日本では 渚にて) ” という映画を見た? 原爆が落ちて、あと3日間しか生きられないとしたら、 どうするか・・・という映画よ。
人はみんな、明日があるからと言って、 その時その時を、精一杯生きていないけれど、 リミットがわかった時、 人生が変わるようなことが起きるものなのよ」
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