お中元の季節になると思い出す話があります。
雨を避けて、お店でコーヒーを飲んでいたとき 隣から聞こえてきたお話。
初老のご婦人方は『お中元』の意味について おしゃべりをしていました。
「6月のこの頃は、天気も悪く 毎日気持ちが沈んでしまう季節。
そんな時、人に何か贈リ物をすると なんとなく、嬉しくなる。 そして、それがずーっとまわってきて 天からお返しがくる」
というのです。
ふーん、そんなものかな。。。。
何年か経って、本当にその意味がわかってきました。
贈り物をするとき、相手の方のお顔を思い浮かべ、 感謝しながら品物を選ぶことは、至福の喜び。 物をいただいたとき以上に、幸せな気分になるのです。
日々、何気なく生活していても どこからともなく、素敵なお話は聞こえてきます。
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