泥舟
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〔 弁財天・弁才天 〕◎仏 Serasvati 元来、インドの河神で、音楽・知恵・財物の神として吉祥天とともに広く信仰された女神。 仏教にも取り入れられたが、吉祥天と同一視されるようになった。 八本の手で各種の武具を持つ像もあるが、鎌倉時代には二手でびわを持つ女神像が一般化した。 日本では七福神の一人として民衆の信仰を集めてきた。 弁天。べざいてん。
──────────大辞林より
先月鎌倉の銭洗弁天へ行って来た。 お金を洗った後洞窟に入ったら色んな像が彫ってあった。 健康の神、動物愛護(と言うのか?)の神、商売繁盛の神、恋愛成就の神などあげればキリがない。 洞窟の壁にたくさん彫ってあってその技術と根性に驚いた。 真っ暗で天井の低い洞窟の中、どんな思いで、どんな技術でこんなにたくさんの像を彫ったのだろうかと暗い気持ちになってしまった。
その洞窟の一角に木で出来た小さな弁天様を売っており、それに名前と願い事を書いておいて置くとよい、と説明されていた。 暗い洞窟の突き当たりにぎっしりと置かれたその小さな木の弁天様を見て、人の欲ってなんと深いのか、なんと多いのかとめまいがしそうだった。 しかし自分を省みるとあっさりと、「なるほどな」と思ってしまうのだった。
しかし弁天様も大変だ。 あんなにたくさんの願い事、なかなかさばききれないだろうになぁ。
まままままなみ
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