今迄。そしてこれから。



 なんだか太宰ブーム



その御かげで暗いのですがね・・・(ははは)
今日人間失格読み始めました。もう半ばまで行って
いよいよ暗くなってきてるのですが(笑)


生きる権利と死ぬ権利。

これは今の私の内で最も響いている言葉です。
私は別に思想家でもなんでもないので
自分の行動を思想の元に行うなど試み様とも思った事も無く
ただ徒然なるまま本能の赴くままに生きているのですが
太宰の生み出したこの言葉にぐらりときました。

気付かされました。
それはまるで1+1=2という最も基礎的兼根本的初歩的なことで
私達は生きているということと同時に何時でも何処でも
「死ねる」ということでした。
嗚呼なんたる事。
灯台下暗しとはこのことを言うのでしょう。

私は気付かされた時、まるで好きな子に襟が曲がっているよとか
靴紐結んだら、とか言われているような気恥ずかしさに襲われ
自分が立っているのは現実で、地で、自身なのだと思い知らされました。



嗚呼鳥は自由と、誰が決めたのでしょう。



*
苦し紛れに笑ってみるけれど
その顔には花屋の店頭みたいな華やかさは無くて
まるで三十路過ぎの冴えないバーのままみたいな顔で
苦しそうな顔をしていた。



*

2002年04月23日(火)
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