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■ 全ては虚像の中に。
「生きる意志さえあれば、どうにでもなる。」
と男は言った。 僕は頷かずただ目だけで彼を追った。
「最初っから諦めて取りかかるなんざ、愚者のすること。」 肝心なのは気持ちさぁとまるで唄歌いのように言う。
「いいかい。周りが10であったとして、君が0だとする。 かけるとどうなる?」 「零」 「その通り。」
「どうせ駄目だからなんて言う人もいるさ。 けれど、その人達は本当に駄目だなんて思っちゃいない。 騙されてんのは君だけだ。 そろそろ、気付いてたろ?」 「・・・」
返事はしなかった。
「人間本当に駄目な時は、何も言う言葉なんてないんだからさ。」
2002年09月13日(金)
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