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■ 当たり前のこと。
土曜の夜。
ネットカフェでメッセンジャーで話してから 少しメールで話せるようになってきて でも、やっぱりまだ、違和感のようなものも 残っているわけなんだけど... 今日は自分からと思ってメールをしてみた。
すぐに返事は返ってこなかったんだけど 日付が変わる少し前に、電話がなった。 どうやら友人と遊んでいたようでした。
電話の中で日曜は何時に終わるんだ、 仕事場まで迎えに行く、使ってやろう... と(セリフそのままではないけど)言われて よくよく考えれば、旅行以来の呼び出しとなった。
コンビニで食べ物と飲み物を買っておいてくれと いうメールが来たときに、一緒に書いてあった 「枷夜として当たり前の事をしなさい」... この文章を読んだ瞬間、仕事中なのに 体の中が熱くなるのを感じてしまった。
自分の体の「変化」が怖かった。
仕事場付近は大きな道路の近くだったので混んでいた。 仕事が終わったと電話をすると、道が渋滞していて すぐには着けないから移動してくれるか?と言われた。 何度かの電話で最終的に拾ってもらえたけれど 久しぶりに乗る助手席もまた少し違和感があった。
少しでも渋滞を避けようと、裏道をナビを見ながら案内。 車を運転できるわけでもないのに案内できる自分が すごく嫌だと運転している主様に話すと 「地図を読めることは良い事だ。読めない女もいるしな」 そう主様は仰ったのだけど...
部屋に着いて、まず「当たり前のこと」1:お風呂を入れる。 温度は少しぬるめ。主様に合わせての温度でする。 だいぶ慣れたな...手首にお湯を当て、温度を測る。
お湯を入れはじめて、部屋に戻るとソファで 主様がタバコを吸いながら携帯を触っているので 私はファッション誌を隣りに座って読み始める。 私がファッション誌を開く姿はかなり珍しいのだろう 主様は後ろで「?」といった表情を見せた。 「服が欲しいのか?」 私は違うと言った。 「欲しいですけど、高くて買えないから、色やデザインの 組み合わせを見るために読んでいるんです」 そして書いてある金額を次々と言っていくと 主様は「...確かに高いな」と言って納得された。
その後、私は後ろから引っ張られ、 主様の膝に寝転ぶ形になった。 見上げたら主様の顔が...主様が私を見下ろしている。 「今は、見下ろしている方がいいな...」 頭を撫でながら、主様がぼそっと言う。 「さぁ、服を脱いで、脱がせてくれ」 「当たり前のこと」:2〜3である命令を頂き 私は自分のセーターに手を掛ける。 薄手のセーターを脱いで下着が現れると 「...紺だったのか。黒だと思った」 今日身に付けているブラのストラップが セーターに透けていたので、それで黒と思ったそう。
すべて脱いだ後、主様の足元に移動して 主様の靴下から預かり、すべての服を預かった。 「風呂に行こうか」 後ろからタオルを持って追いかけていった。 すでにシャワーの前で座っている主様の 「当たり前のこと」4:頭とお体を洗い流す。 そして自分も身体を洗い、洗い終わると湯船に呼ばれる。
主様に背中から抱かれる体勢になる。 耳元に声がかすめて、吐息が私の心をくすぐる。 お風呂でしっかりスイッチを入れられ、お風呂を出る。 体と頭を拭いていたら主様が拭いて下さった。 掛け布団が落とされた広いベッド... 主様の横に座り、手を前につく。一息ついて 「当たり前のこと」5:奴隷としての挨拶をする。 いつも以上に言葉がでてこず、変な挨拶だったと思う。
「そばに...おいで、枷夜」 差し出される手をなかなか握れない。 やっとの思いで手に触れる。 抱きしめられ、ぬくもりが伝わってくる。 会話の中で、首輪と鎖はちゃんと繋がってると 主様が言って、ふと荷物の方を見てしまう。 「...持ってきているのか?」 そばに持っていく。袋から出して差し出せと言われる。 つけてもらうと安心感でいっぱいになっていく。 「当たり前のこと」6:御奉仕をはじめる。
一度入ったスイッチはどんどん加速してく。 名前を呼ばれるたびに熱さが増してく。 あまりの快感の量に逃げ出してしまいそうになっても それを主様は止めて更に与えてくださる。 はじめは跨って自分から入れる。 「私の中に...挿入れることをお許し下さい」 そう言ってゆっくりと入っていく。
私は見下ろすより、見上げてる方がいい。 だから、あまり騎乗位は好きじゃない。 途中で一度抜くよう言われキレイにお掃除をする。 主様が身体を起こして、私が倒される。 主様が上にかぶさって、また使われる。 見下される目に引き込まれてしまう。 落とされてる掛け布団の端っこに顔をうずめて 声をこらえながら何度も逝き、 主様の熱を体中にかけていただく
お布団の中でまたお話をして、部屋を出る。 夕食を食べて自宅まで送っていただく 車を出ることがなかなか出来なくて... 「もう時間だ...」と言われるまで出られなかった。 近づきすぎるのが怖いと話したら 主様が、主様なりの返答を下さった。 それで、しばらく悩んでいたことが少し晴れた。
今日は、当たり前のことをちゃんと出来て それがたまらなく嬉しかった時間でした。
ありがとうございます、主様。 枷夜は、やっぱり主様が大好きですvv
2004年10月24日(日)
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