twilight shackles
枷夜(かや)



 まぁ〜るく収まる。

土曜日。

...主様に、会いに行きました。
ちょうど、朝帰りのあと休まれ起きたころでした。
居ることを判っていたので会いに行ったわけで
最寄駅から歩く間に電話して言ったので
ちょっと驚いていただけたかしら?

でも、そのとき、会って主様と交わしたのは
渡したいものを渡して、それじゃ、とだけ。

帰りながらするメールで更に凹んでしまった私は
日付が変わるころには浮上してました。

主様が...会いに来てくださったのです。
自分の用事を切り上げたあと、込み合う道を
車で来てくださり...
私の用事が終わるのを待っていてくださった。

車に乗った。
少し...話をするだけかと思ったのですが...
案の上、ホテルに連行されることになりました。
ちょっと軽食を購入して、イン。

...部屋が広い。
お風呂が...ベッドが...丸いんですけど(@_@;;
しかも、先に私が気付いたけど回転するんですけど。

うわー。うわー。(混乱)

お風呂にバブルバスの素を投入してしばらく放置。
主様が服を脱いで先に入る。
一緒に...が心苦しかった私は少しずらして浴室へ。
主様が洗い終わってゆったりお風呂につかっていました。
身体を洗ったあと、その場にしゃがみ主様と同じ目線になる。
主様に呼ばれ...私もお風呂に入る。

少し距離を取る。

以前私が主様にした仕返しで...泡を鼻につけられる。
逃げたのだけど、そのときに掴まり、抱きしめられる。

反響して聞き取れなかったけど主様が何かを言った。
ん?と聞き返した。

「昼は...すまなかった。

 だから、今...こうして来た。そばに置いた。
 これじゃあ、埋め合わせにならないか...?」

その後、お風呂で襲われる。
普段よりは大きいお風呂の中で私はジタバタ逃げ回る。
しかし、主様の腕が私の首に回され、息が詰まる。
動きが止まった隙に簡単に唇を塞がれてしまう。
そのまま、胸...下半身を撫で回され...声を荒げる。

お風呂からあがって身体を拭き、
タオルを巻いてそばに寄ると簡単に解かれる。
そのまま腕の中へ引き寄せられる。

「誰にも、渡さない...」

主様は...静かに言った。
私は、見上げて主様の目を見た。

「枷夜は...」

目を、反らせない...。

「私の、所有物だ...」

私は、言葉を見つけられず...
顔を伏せ、主様の横で寝そべる形になる。

「もっと、側に来い」

...私を、感じられるように。

そのまま、私は主様に使われる。
何度、逝ったかわからない...
数えることすら、放棄してしまうほど...
私は、たぶん、意識を飛ばしていたんだと思う。

実際の回数は、主様だけがご存知のはず。

一度目は口で受け止めすべて飲み込み...
休む間もなく押し倒され...続けて使われる。
最後は後ろの、一番奥に主様が注ぎ込んでくださった。

側に居る夜は短くて...アラームを設定して共に休んだ。
目覚めは夜明けには程遠く...アラームだけが鳴り響く。
私は朦朧としながらアラームを何度も止める。
けど...主様が目覚める気配がない。

私は主様が居ないと仕事にいけない。
...これだけしか、時間が取れないのは私の所為だけど。

「うわぁぁぁぁ...」

色んな思いと共に、声が漏れる。
主様が、どうした?と聞いて、身体を起こす。

そうして、仕事に行くために主様に送ってもらい
バイバイ、といって別れたのだ...



来週の週末は、主様と飲む予定だけど、
最近、主様は飲む回数が増え、
ご友人に今日も居酒屋さんに誘われたらしく...
(今日はお酒飲まなかったみたいだけど)
私と居る時は休肝日にしようと夜に宣言したら
案の定却下(当たり前だ@主様)されて、
一杯目に頼むお酒まで指定されてしまった。

「枷夜に決定権は無い。」

いいもん、その代わりに週末は主様に
行った事ない新しいお店に連れて行ってもらうんだ。

主様は、困ってるみたいだけど。
私はとっても、たのしみなのだ。



ま〜るいベッドにちゃんと収まった...カナ??

2004年11月21日(日)
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