twilight shackles
枷夜(かや)



 妄想癖。

悲しいことに。

実写はかなり苦手で、「やだー」と逃げ出す私は
紙の上の情事には目が行っていました。

そもそも体を重ねることに興味をもったきっかけが
成年指定のコミック雑誌でそれを
中学の頃、塾の帰りにビデオレンタルショップの
コミック売場でこそこそ読んでうずく自分を
はずかしいと思ったからでした。

恥ずかしいことに。
少女漫画でらぶらぶ〜という話ならまだしも
雑誌が雑誌だけに、夏休みの教室やら主と使用人やら
設定もさることながら、内容が無理矢理だったり
鬼畜というか、女性が泣いて喜んで喘いで。

よく考えれば、前よりも感じたり濡らしたりするのは
その時にこそこそ読んだような話を、現実に
自分が与えられているからなのかとも思うようになりました

そんな私は、シールで中身を見られない成年雑誌の
表紙イラストや収録作品のタイトルをコンビニで見るたび
じわっ...とうずく自分を知るのでした。





一人で慰めることの出来ない私が覚えた
主様に出会う前から、一人で濡らすための数少ない手段。

2005年08月13日(土)
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