twilight shackles
枷夜(かや)



 自分ではどうしようもないこと。

どんなに悩んだって知ろうとしたって
相手の心の中なんて私にはどうにも出来ない。

好き嫌いなんて本当に、どうにもならない。
例えば、青魚がダメなうちの親は鯖は食べられないし
主様にビールをジョッキで乾杯をしようとしても
もちろん、無理な話ですよね。
当然、縄がダメな私が縄化粧をするのも
とてつもない、勇気がいるわけです。

意見がぶつかっているまま何日か過ぎて
今日は「たいへんだねぇ」って
ひたすら、それだけをメッセンで打ちつづけた。
それは昨晩読んだ、友人に借りた小説のせいか
やっぱり、ぶつかっていることが解決していないからか
ただ、主様の機嫌を損ねることしか出来なかった。



『お前、むかつくよ。』



その言葉で終わった、今日の会話。
向こうに届く私の言葉は、戯言以下でしかない。

2005年11月28日(月)
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