にっきっ♪

2002年03月30日(土) 桜 散ってく

友達からわりといいという評判の耳鼻科を変える。
30分前に行ったのにすでに37番目。
「そうですね。1時間は順番回ってきませんね。」
という看護婦サンの言葉。
病院の待合室には座るところもないし
外はいいお天気だしお茶でも飲んで時間つぶそうかなぁっと
駅前のスタバに行くには遠いしとふらふら歩いてると
170円のカフェオーレのお店発見。
人も少ないし ここでぼぉーっとしてようと
170円の割にはまぁまぁ美味しいコーヒーだぁ。
近くの席のおじさんがたばこを吸い出した。
うわっ あたしは煙大っ嫌い。即 退散
病院の前の空き地の桜の木が花びら散らせながら風に吹かれてた。
空がとっても高くて青い。
すぅーーと深呼吸。
あたしがこんなに体調悪くても
空は青くて 散って行く桜の花びらは可憐で
風もほんのり暖かくて桜のほんのりいい香りがする。
匂いじゃなくて香り。ふわあぁーーってうっすらピンクの桜の香り。。。
桜の木と一緒に風に吹かれて花びらが舞うのをずーーっと見てた。
すぅーーと深呼吸した時に口に飛び込んできた花びら
これを食べると元気になれそうな気がしてそのまま飲みこむ。 

病院に戻る。
待合室に座ってると隣に座ったおばあちゃん(80歳くらいかなぁ)が
―最近物忘れありませんか?
 食事をしたことをちゃんと覚えてますか?
のボケに関する張り紙をじーーっと眺めてた。
「あたしは自分が食べた事 食べたモノくらいちゃんと覚えてるさ。
 まだ大丈夫だぁね。」と
深いしわの奥のやさしい目が笑いながらあたしに聞いたの。
「うん。大丈夫ですよ。」
じっと目をのぞきこんで答えたの
少し曲がった背中も
しわがたくさんあるお顔を見た時に
死んだおばあちゃんの事を思い出した。
おばあちゃんの事をちっとも思い出してあげなかったあたしがいた。
なんかすごく悲しい気持ちになった。
そんなあたしにさっきのおばあちゃんが
「お先にね さようなら。」と去って行った。
涙がいっぱい出てきてあたしは泣いた。
下を向いてこっそり泣いた。
頭の中にさっきの散って行く桜をバックに
死んだおばあちゃんやらさっきのおばあちゃんやら
家族や両親が浮かんできて
とても悲しいような暖かいような不思議な感覚

診察してもらって手術しないでも治りそうとの事。
よかった。。。
でも処方されてる薬が今 問題になってるステロイド系のものがでてた。
微量で短期間の使用ならば大丈夫ですよ。と調剤師の人は言ったが
今度 先生にちゃんと説明してもらおう。。。


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