せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年07月12日(土) 「Four Seasons 四季」稽古

 ほんとに久し振りの日記だ。ごめんなさい。
 午後から夜までの稽古。
 台本の直しをしながら、後半を中心にさらっていく。
 制作の高市氏が久し振りに稽古場に来てくれた。
 で8時から、初めて通してみる。
 1時間45分。
 大体の衣装を着替えながら通したら、一年間の季節の変化が、演じている身体にしみこんでくるようでおもしろかった。
 いつもだと、「前の場面で上がったものをそのままにして、そこからまた上がっていく」というようなことを僕は思うんだけど、今回は、ある程度「下りてしまう」方がおもしろいかもしれないとふと思った。
 マミーが彼の役について「関根さん、やりたいだろうな」と言ってるときいた(ごめんね、ルール違反だね)。
 たしかにそんなふうな役ではあるんだけど、彼が作っているキャラは、僕にはできない種類のものだ。
 僕にとっては、今回の僕の役のような役の方が新鮮で、おもしろかったりしている。
 一人一人が誰にもできないような作り込み方をしているのが、今回の芝居の強みかな。
 交換は絶対にきかないかんじ。
 昨日の稽古でごちゃごちゃしていた5人同時に動くシーンが、「こうなりたいのよ」と説明したら、するっとできてしまった。それも実にきれいに。
 いいチームワークができているなと思った瞬間だった。
 その場面を僕は、横から見ている。
 僕の役は、その場面で感動しているんだけど、演じている僕の感動も同じくらい大きかった。
 ここが一番いい場面になるかもしれないなとふと思ったんだった。
 って、芝居してる最中にどうよ?


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