せきねしんいちの観劇&稽古日記
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夏がようやく帰ってきたような日。 ずっと鳴いてたツクツクホーシのかわりにミンミンゼミが鳴いている。 すべりこみセーフなかんじかな? でも、もうずいぶん日が短くなった気がする。夜はすっかり涼しい。
夜、窓の外に突然セミがやってきて、ミンミン鳴きながらあばれている。 たまたま部屋にいた猫(シュウ♂1歳)と一緒に窓の外を見てみたら、どうやら網戸とサッシの間に入ってしまったらしい。 あんまりうるさいので、網戸を少し動かしたら、飛んでいった。 猫は、しばらく残念そうに外を見ていた。 うちの猫は、一昨日、一日で6匹、セミを捕ってきた。 ハンターにもほどがある。せっかく地上に出てきたセミがかわいそうだ。
その後、ソファの下で寝ていた猫をのぞき込んだら、ちょうど向こうも僕にとびかかろうとしていた瞬間で、見事に頭突きをくらった。 僕も痛かったけど、向こうも痛かったんだろうと思う。しばらくじっとしていた。
この頃、彼とはなかなかいいかんじでつきあえている。 初めは、隙があれば噛みつこうとするヤツだったのだが、このあいだ、あんまり腹が立ったので、逆に噛みついてやった。 言うことを聞かない猫には、噛みつくに限ると誰か(たぶん、ムツゴロウさん)が言っていたのを思い出して。 暴れるのを無理矢理押さえて、背中の後、腰のあたりを「ハムッ」と噛んでやった。 猫は「ギャッ」と短く鳴いて、以来、すっかりおとなしい。 勝ったのかもしれない。
今、彼は、僕が寝ようとしている枕のど真ん中で大の字になって寝ている。上を向いて。 ほんとの大の字だ。猫背はどうしたのか?
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