せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2003年08月21日(木) セミと猫と

 夏がようやく帰ってきたような日。
 ずっと鳴いてたツクツクホーシのかわりにミンミンゼミが鳴いている。
 すべりこみセーフなかんじかな?
 でも、もうずいぶん日が短くなった気がする。夜はすっかり涼しい。

 夜、窓の外に突然セミがやってきて、ミンミン鳴きながらあばれている。
 たまたま部屋にいた猫(シュウ♂1歳)と一緒に窓の外を見てみたら、どうやら網戸とサッシの間に入ってしまったらしい。
 あんまりうるさいので、網戸を少し動かしたら、飛んでいった。
 猫は、しばらく残念そうに外を見ていた。
 うちの猫は、一昨日、一日で6匹、セミを捕ってきた。
 ハンターにもほどがある。せっかく地上に出てきたセミがかわいそうだ。

 その後、ソファの下で寝ていた猫をのぞき込んだら、ちょうど向こうも僕にとびかかろうとしていた瞬間で、見事に頭突きをくらった。
 僕も痛かったけど、向こうも痛かったんだろうと思う。しばらくじっとしていた。

 この頃、彼とはなかなかいいかんじでつきあえている。
 初めは、隙があれば噛みつこうとするヤツだったのだが、このあいだ、あんまり腹が立ったので、逆に噛みついてやった。
 言うことを聞かない猫には、噛みつくに限ると誰か(たぶん、ムツゴロウさん)が言っていたのを思い出して。
 暴れるのを無理矢理押さえて、背中の後、腰のあたりを「ハムッ」と噛んでやった。
 猫は「ギャッ」と短く鳴いて、以来、すっかりおとなしい。
 勝ったのかもしれない。

 今、彼は、僕が寝ようとしている枕のど真ん中で大の字になって寝ている。上を向いて。
 ほんとの大の字だ。猫背はどうしたのか?


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