せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年02月22日(日) |
「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング |
午後。ゲイとレズビアンとバイセクシュアルのコミュニティ「TOGETHER」の集まりに出掛ける。 イベントは何度か企画されていたけど、こうして集まってしゃべる「ギャザリング」はほとんど二年ぶりだ。 懐かしい&はじめましてなメンバーとおしゃべり。 もっとも、自己紹介が終わったところで、僕は、お先に失礼する。
スズナリで「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング 燐光群さんの公演のアフターイベントとして開催される「非戦を選ぶ演劇人の会」のイベント。 僕は実行委員として参加しているのだけれど、今回は、出演もすることになった。 3時半に北沢タウンホールに集合して、読み合わせ。 その後、5時半から本番。 第一部は、紅王国の野中友博さんによる「戦争を知らない子供達の子供達」。 紅王国のメンバーが、日本が関わってきたこれまでの戦争の歴史について、語る。 戦争を知らない子供達の子供達である青年が、過去の記憶と巫女を通じてふれあっていく 、とってもきちんとしたお芝居。 第二部は、燐光群の坂手洋二さんによる「自衛隊・イラク・アメリカ関連」。 燐光群のメンバーが、イラクに派兵された米兵とその家族の言葉、それに日本の自衛隊とその家族の言葉をつづる。 ぼうだいな量の言葉がものすごい勢いで語られる。 知らなかった事実の重さに圧倒される。 休憩時間、今回も明樹由佳さんと二人で、物販とカンパのお願いに舞台へ。 そして第三部。永井愛さんの構成による「平田伊都子さんのイラク報告を中心に」。 「非戦を選ぶ演劇人の会」が先日お話を伺った、ジャーナリスト平田伊都子さんのお話を、ベテランの役者さんたちが語る。 顔ぶれは、李麗仙さん、根岸季衣さん、吉田日出子さん、松金よね子さん、毬谷友子さん、木野花さん、高橋長英さん、大鷹明良さん、片岡弘貴さん。僕も実行委員代表として一緒に語らせていただいた。 スズナリの舞台に立つのは、二十年ぶりだ。とても懐かしい。 となりは根岸季衣さん。どきどきしながら、やりとりをさせてもらう。 それにしても、即興で場面と関係を作り上げていくみなさんの力はものすごい。 とんでもないところに一緒に立たせてもらってるんだなと、わくわく、いろんなものをもらった。 非戦のメッセージが、役者のカラダを通して、ただの主張ではなく、プラスαの表現になっていく。その過程を体験させてもらったような気がした。 終演後飲みに行った「にしんば」で、篠原さんに、関根さんにとっての「ドリームステージだね」といわれる。ほんとにそうだ。すごかったなあ。
初日まで、23日!
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