せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年08月22日(日) 「新撰組!」

 仕事、終わらず、レインボー祭りを断念。ほんとに残念だ。これから行っても花火も見られないしと思い、あきらめる。

 夜中、録画しておいた大河ドラマ「新撰組!」の「友の死」を見る。
 堺雅人演ずる、山南敬助が自害する。
 泣けて泣けてしかたなかったのだけれど、納得できないところがいっぱい。
 前々回で自害した平畠と山南敬助の命の重さが違いすぎる気がするんだけど、どうなんだろう?
 山南が死んでしまったあと、近藤勇と土方歳三が大泣き。あんなに泣くなら、もっとやりようがあったんじゃないのかね?
 お話としてはほんとによくできていて、この回が独立したかんじで、よくできたコメディだった。なんとか山南を殺したくない隊士たちのたくらみが次々と「外れていく」かんじ、「土方さんが呼んでます」という「お約束」の台詞の繰り返しも「ルーティンのギャグ」としてうまく効いている。
 はしばしが、「わあ、うまいなあ」という書き方の連続でわくわくする。たとえば、源さんが食事と一緒に、にぎりめしの包みをこっそりもってきて、これはいらないと言われるところとか。
 ただ、悲しい結末を持つコメディとしてほんとによくできてるんだけど、何かがひっかかるんだよね。
 それはやっぱり、他にやりようあったんじゃないの?ってことかな? 山南がなんで、あんなに死にたがるのかが、いまいちよくわからないっていうのもあるかもしれない。
 いろいろ納得できないところがありながら、それでも見てしまう。そんなかんじだろうか。


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