せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年11月07日(日) 「約束」千穐楽

 いよいよ千秋楽。
 朝、まんまと寝坊してしまい大慌てで出掛ける。
 開演までの時間をそれぞれのペースで過ごす。
 最初はどうなるかと思ったこの劇場とも今日でさよならだ。
 どこでもそうだけど、日が経つに連れて、「いいやつじゃん」と思えてくるのがうれしい。
 モリエールという小屋は、ちょっとそっけなくて、クセがあるけど、実は温かい小屋だなあと思う。
 マチネ開演。大楽よりもお客様が多くて、にぎやかに終わる。
 お客さんの反応によって芝居が変わるということはないけれど、それでもお客さんの反応がいいと芝居もはずんでいくようだ。
 昼夜の間の時間にコンビニと100円ショップに買い物に行く。
 メークを落とすのがやや面倒だったので、そのまま。使うかもと思って持ってきていた衣装候補の服を着て、女装のまま新宿の街を歩く。
 予想していたとおり、誰もがノーリアクション。
 メークを落とさなかったので、ソワレの準備は、メークを直して、衣装を着るだけで完了。
 千秋楽の舞台では、みんなきちんとしたいい芝居をしていた。
 ずっと「もう一息!」と思っていた台詞や場面があちこちで「OK」になって、スタンバイしている舞台裏で一人でうなずいていた。
 終演後、バラシはあっという間に終了。
 10時から打ち上げ。
 みんなに大入り袋を渡す恒例の時間。
 今回の公演は、文字通りの大入りで劇団始まって以来一番多くのお客様にご来場いただいた。
 スタッフ、キャスト、一緒になって閉店まで盛り上がる。
 二次会はカラオケ。のぐ、にしやん、りょうちゃん、まみー、さっこちゃんと唄いまくる。
 始発まで休憩なしノンストップ、文字通りオンステージなかんじ。
 にしやんの歌いっぷりに感動する。ゴスペル風な森山直太郎に、あややに、ビートルズ。なんだかもうすごいとしか言いようがない。
 僕はさっこちゃんのリクエストで「ジーザスクライストスーパースター」のナンバーを鹿賀丈史のように「熱唱」してしまう。それからイエモンの「球根」とか。こんなに濃い歌ばっかりを唄ったのは初めて。後半さすがに喉も体も疲れて、へろへろになる。


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