せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年12月21日(火) |
富士見丘小学校演劇授業 |
富士見丘小学校の演劇授業。年内最後の授業。「6年生を送る会」で上演する舞台のために子供達の「生の言葉」を聞く取材の最終回。 今日は、午後からということもあって、子供達はわりと落ち着いていたと思う。 卒業にあたって思うことを一人一人全員にしゃべってもらったのだけれど、みんなよく話せていたと思う。 この半年の演劇授業を振り返ってる人には、第一回の「扉座」の授業がおもしろかったとう人が大勢いた。一番始めの授業として、かなりインパクトがあったんじゃないかと思う。扉座のみなさんの指導も見事だったんだと思う。 そんな感想が続くなか、「扉座の授業が一番おもしろかったなんて言うのは、子供っぽい」と一生懸命、しゃべる女の子もいて、なかなかおもしろかった。 あらかじめ用意していた作文をメモに起こしたものをみんな持っていたんだけど、途中で読むのをやめて、自分の言葉(メモも自分の言葉だけど)でしゃべり始める瞬間が、おもしろい。 青井さんの「しゃべりたい人からどうぞ」というのに慣れてきた子供達は、どんどん手を挙げてしゃべっている。何週間か前には考えられなかったなあと思い出す。自分では手が挙げられないでいて、そのくせ、まだ話せないとじれているようすの子供もあちこちにいる。 みんながいちように話していたのは、「送る会の舞台をがんばっていいものにしたい」ということ。いい舞台をつくる手伝いを僕らもがんばらないといけない。 ほんの一週間ぶりなのに、何人かの男の子は背が高くなったようだ。声変わりをしてる子もふてるんじゃないかな。 それから、眼鏡をかけてる子が多い。どうしたんだろう?と聞いてみたら、メモを読むためにかけてるんじゃないかとのこと。そうか、普段はなるたけかけていたくないんだね。納得する。 一人一人でいるととっても大人に見える彼らが、休憩時間になるとみんなでとっくみあいながら遊びはじめて、急に子供の表情になる。6年生ってそういう年頃なんだなあ。 子供達はずいぶんちゃんと話せるようになったけれど、まだ聞くこと、話し手に集中すること、目で聞くということは、なかなかできない子が多い。 そんななか、ふっと集中が集まる瞬間に、みんながどんなにいい顔をしているか、彼ら一人一人に教えてあげたいと思う。 授業終了後、校長室で、先生方と、今後のスケジュールと「送る会」の舞台についての説明と確認。この年末にやらなきゃいけないこと、決めなきゃいけないことがやまもり。 ぼくは一足お先に失礼する。
亀戸の倉庫でgaku-GAY-kai用の荷物のピックアップ。 マミーに先にいっていてもらったんだけど、むちゃくちゃ遅刻してしまう。 使えそうな衣装、かつらなどなどを二人で手分けして持ち帰る。 衣装ケースや段ボールを開けるたびに、懐かしい物がいっぱい出てくる。 公演が終わるたびにそのまんままとめているので、芝居の思い出が丸ごと出てくるかんじだ。 それぞれ大荷物をかかえて、亀戸駅まで。 送れたお詫びに、駅前の珈琲屋さん「侍」に寄り、二人でコーヒーを飲む。 ここは、ぼくが学生の頃からの行きつけのお店。 ひさしぶりにマミーと二人で、一息ついて、おしゃべりする。
マミーと別れて、北千住へ向かう。 さっき別れた、青井さん、篠原さん、田中さんと、駅近くのファミレスでうち合わせ。 11時半まで話して解散。
来年2月のアムネスティのリーディングの出演者がどんどん決まる。 渡辺えり子さんをはじめ、いつもお世話になってる人、久し振りな人が協力してくれることになった。ありがとうございます。
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