パノラマ島日記...奏太朗

 

 

幽霊 - 2002年02月26日(火)

深夜、懺悔するように
ひとり、頭を床にこすりつけて
うすぐまっている

何故みんな笑ってられるのか
何故みんな楽しそうなのか
解らなくて。
こんな苦しい世界で。

細い道を歩いている。
平均台みたいな。
一歩踏み出すのも恐くて
でも行かなくちゃいけない。
時間が背中から襲ってくる。
少しでも踏み外したら、お仕舞い。

だから研ぎ澄ませる。感覚を。
だからすり減らせる。神経を。

疲れても休むことは許されない
恐くても行かなければいけない。

 明日が来てしまう
 朝が来てしまう、から。

また一歩踏み出す。
深呼吸。目をつぶって、ひらく。

ねぇ、どうして笑っていられるの?
ねぇ、どうして楽しそうなの?
こんな恐い、苦しい世界で―――…。



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