私日記
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どこかの少し年上のおねえさん その妹が妊娠中に亡くなった。 確か事故だったと思う。 お腹にいた子はまだ3ー4ヵ月ながらも 無事にいきていた。小玉西瓜のような お顔の可愛い女の子。ヒナと名付ける。 おねえさんの片手の手のひらにお尻をちょこんとのせて それはそれは可愛くて。 愛おしかった。ギュっと。 うちのクマみたい。 その年上のおねえさんが引き取っていたのだが 亡くなった子の旦那というのが 石油やらで儲けた時期もあったらしいが 現在はプータロウらしい。 白いTシャツに黒ぶち眼鏡、髪は角刈りで 目の表情は完全にイっちゃっている。 おねえさんは彼に危機感を抱いて あのホテルの一室に逃げ込んで来る。 隣にある子供託児室/兼孤児院のような施設に ヒナをかくまってもらう。 そこにはCHIの娘もいてenクンとは私も顔見知り。 すぐそこにできた韓国ファーストフードのような店の味を どうしても食べる前に確かめたくて enクンに聞いてみたりした。 なんだか透明のカップに何かがぎっしりつまっていて その上にちょっとからそうなディップみたいのが のっかっている。そのぎっしりつまったというのが 何か気になるんだけど相当不味いとの噂だった。 そしたら今日判明。 ただの、キャベツの千切りだった。 不味いはずだ。お金だして 買わなくてヨカッタ。 あそこは間もなく潰れる模様だ。
ホテル内には前にもいったことのあるデパートがあった。 フロアは広く、でもあまり興味があるものは 売っていない。 いつも利用するエレベータに乗り込んで 7ー8階を利用していた。
そう、で、そこの施設にあずけた途端、 部屋に父親が鼻息荒く飛び込んできた。 とっさに、そして焦ってたわたしは 「タウンページをみたんですけど 宮下の○○って施設にあずけましたよ」 とウソをつく。 「そこの電話番号を教えろ」 といわれたものの 「いえ、タウンページの前のほうの公共施設のページを みましたもので番号はかいてありませんのでわかりません。」 そんなわけないじゃん、タウンページは電話番号をのせる ページなんだから。 しかし彼は「グッジョブ!」の合図をして 身をかがめて貨物列車のようなものに乗っていった。 彼がちょっとアホでよかった。 しかし普通の頭のいいひとならすぐに104で調べれば そこにヒナがいないのがわかってしまうはず。 皆にその事情を説明すると これからどうするか、という会議がはじまった。 でも私はいつ彼が戻って来るのか と思うと恐くて恐くて 押し入れの布団の間に挟まって 物音がするたびにビクビクしていたのだった。
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