広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2000年09月20日(水)  
  不公平。 

私が7歳の時に亡くなった父は、仕事熱心な人だった。
ほとんど休みなく働く、正直な人だった。

親戚同様のお付き合いをしている叔母様は、信心深い、穏やかな人。
他人の事ばかり考えて、自分の事は二の次三の次。

私の母は、父が亡くなってから、女手一つで娘3人を育て上げた強き人。
『片親』である事が、負い目にならないようにと、
一生懸命、私達姉妹を愛し、育ててくれた人。

みんなみんな正直に生きてきた。
後ろ指を指されるような事もせず、
人の道からはずれる事もなく、一生懸命に生きてきた。

『神様』って、いったいどこを見ているんだろう?

36歳の若さで逝かねばならなかった父。
娘と夫が難病に苦しみ、必死で看病している叔母様。
仕事が芳しくない上に、親戚同志の騒動に巻き込まれ、参っている母。

ずるい人間、あくどい人間、悪いやつなんて山のようにいるのに、
何故、そういう奴らに限って、のうのうと生きているの?

『神様』は不公平だ。

しおんだって、何にも悪い事していないのに。
一生懸命、頑張っているのに。
寝る間も惜しんで働いているのに。
血を吐く思いで働いているのに。

お願いです。
もうこれ以上、しおんを苦しめないで。
もうこれ以上、頑張らせないで。

お願いです、神様。
ちゃんと見て下さい。

■ 今日の気分 ■

どうしてる?



: 筆 : しおんとゆき  
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