*未完成のお城*

2002年10月22日(火)  思い 重い 想い

我儘過ぎる。
こんなことは誰にも言えない。
だけど我慢出来なくて、吐き出す。

誰にも聞こえないところでそっと。
誰にも見られないところでそっと。

独りになんてなりたくないのにあたしは独りで。
君に作ったあのメニューを今日ひとりで食べた。
涙が出そうだった。

独りだから。

君も少しは思ってくれてるんだろうか。
あたしのことを考えたりはするのだろうか。

壊れていく。
少しずつ、さらさらと。
冷たくなった指先と、麻痺していく感覚。

風がそっと忍び込む。

***

あの瞳を
あの声を

いつまでもいつまでも見ていたかった
ずっとずっと聴いていたかった

あの姿を

いつまでも変わらない
思い 重い 想い

時間と同じ分だけ積もっていく

愛しいと
あたしの全てで告げていた

強く 強く

変化を許さない想い

繋がれたまま
囚われたまま

それでも幸せだと思うから、あたしはいつまでも此処にいる。


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