*未完成のお城*

2002年12月29日(日)  ポジション

連絡取らなきゃいけない人に、連絡を取れていません。
此処に書くなよ、ってカンジだけれど。

…書こうと思ったけどやっぱやめた。
卑怯だよなぁ、自分のどす黒い感情の吹き溜まりみたいに場所にしてる此処を
私信に使うなんてさ。
思い留まっておこう、今は。そう判断するだけの理性はまだあるらしいよ。(苦笑)

***

彼女からのハグは切実だった。
恋をしようとして、怯えていた。
彼女は一生懸命前に進もうとしている。
あたしが行けなかった処へ行こうとしている。
頑張って欲しいと思う。幸せになってほしい、と。

あたしはもう放棄しちゃったけどね。

そう言ったら、やっぱり少しだけ哀しそうに、そして真剣に怒ってくれた。
あの時、彼女に言われて言い返せなかった言葉を、あたしは今なら返せるかもしれない。

「だいじょうぶ。あたし、あんたのことすきだから」

100%以上の本音で、彼女にそう言える。
彼女がもしもあたしを『親友』のポジションに置いてくれるなら、
あたしも喜んで彼女にその場所を用意したいと思う。

君以外に、初めてこの『親友』というポジションを明渡そうと思ったよ。

だから、変な話だけれど、彼女には自信を持って恋してほしい。
きっと今以上に綺麗になれる。
綺麗にしてくれる誰かと、彼女が幸せになれますように。

***

あたしを知らない誰かと恋をするより、
あたしを知っている友達といる方が楽。

当然だけどね。

優しくて易しいだけで、何の変化もない環境の中で、安穏と過ごす。

其れの何がどういけないのか、あたしが納得出来る理由を10個以上挙げてほしい。
否定する気力も無くすくらいにね。
拒絶を捻じ伏せて、抗えないくらいの強さで。

それくらい、それくらいでないと。

***

逃げる時は瞬間。
逃げるが勝ちって言うじゃない?
そんなモンだよ。

***

君以外の誰かが『親友』になったとしても
あたしが安眠出来るのは君の傍だけかもしれない。
自分にも言い聞かせるように、君にも届くように強く、思う。

あたしの事に関しては、はっきりと言える。
自惚れていて、自信を持っていて。

君が好き。

躊躇なく、言えるから。

***

大切な言葉は軽くは言えない。
タイミングを待っている。
見えるものと聞くものは違う。

発した言葉は魂を持つから。

だからいつか文字じゃなく、君に伝えるから。
嘘にならないように、信じてもらえるように、信じられるように。

だから其れまで、文字だけの告白を繰り返すよ。
大切に、君だけに。

***

出逢った瞬間からこの世界が色と形を変えてしまうような、
そんな恋が出来るのならば、

恋に堕ちるのも悪くないのかもね。

***

逢いに行く。
決めたこと。
此れはあたしの一大決心。

大好きな貴方に、逢いに行く。

***

やっと前を向ける。
立ち上がりたい。

沢山の気持ちに後押しされて、あたしは前に進める。

もしもあたしが居なくなっても、泣いてくれる人が居るって分かったから。
刹那的な決意だけれど。


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