なにもかも全部吹っ飛ばして、声を聴いただけでも涙が出る。 やっぱりいつまで経ってもあたしの中ではスペシャルなひとなんだと、思った。
視線のひとつひとつも 仕草のひとつひとつも
いつまでもずっと、なにもかもがあたしの「一番」なひと。
泣き出したいほど胸が騒ぐのは、想いが未だ現在進行形で燻っているからだろう。
***
届かないことを知る。 どんなに思っても、どんなに請うても、乞うても…恋うても。
遅過ぎたのだと知る。 なにもかもが、既に通り過ぎだ後の景色だったのだと。
センチメンタルなメロディに寂寥感は募り あの時、確かに手にしたはずの温もりを思う。
涙は届かない。 思いは届かない。
ただ、過ぎていくばかり。
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どんなに どんなに 願っても 叶わないことの方が多い。
どんなに どんなに 想っても 報われないことの方が多い。
現実はいつも そんなことの 繰り返し。
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もっと素直に もっと思いのままに そう、あれたら 失わずにすんだのだろうか。
考えても仕方のないことばかりを考える。
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吐き出してしまった言葉を後悔するな。 その責任はちゃんと負わなければいけない。 自分の中だけで済ませたければ、誰にも見せないで黙って泣いてればいいじゃない。
あたしの吐き出した言葉で誰かが傷付くのが一番辛くて怖い。
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■2003/06/13 (金) 06:17:19 不器用な傷痕
怖がってばかりで 傷つけている。
この奇妙に空いた距離は、本当に正しいのか。
怯えてばかりで 傷つけている。
伸ばしかけて引いた手を、待っていてくれたかもしれないのに。
もう少しだけ待っていて。 離れた距離が物理的に埋まれば、少しは素直になれると思うから。 今はもう少しだけ、強がらせていてください。
誰かを傷つけて やっと ひとりで立てている、今。
その誰かが 他でもない 君 だったのだと 今更ながらに思い知る。
甘えてるのかもしれない。
誰よりも 他の誰でもない 君に。
だからって、君を傷つけていいわけじゃないのに。
***
思ってた以上に 不器用だよね、あたしたち。 いつまでも 今でも ちょうど良い距離が分からずに戸惑っている。
傷付かないようにじゃなくて、傷付けないように そう思ってる、はずなのに。
2003/06/13 (金) 23:44
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