あたしが気にするほどじゃないかもしれない。あたしが自覚してるほどじゃないのかもしれない。適度な興味と、無関心。奇妙なバランスで、すべては成り立っている。ひとでも、システムでも、なにもかも。案外そういうもの。あたしが気にしてるほどは気にされてないし、あたしは自分が気を配っていると思ってるほど周りを見てるわけじゃない。なにかを理不尽に思ったり、不満に思ったりする前に。なにかを哀しくなったり、苛立ちを覚える前に。過度の興味は、相手にも自分にも負担になるばかりだ。