わけもなく 叫びだしたくなったり 話をしていても 独りだと感じたり アップビートな音楽にさえ、寂しいと思ったり
自分で自分が分からないんだから こんなあたしを 誰かが分かってくれるはずもない
なんて 思ったりする。
この涙は この無力感は この焦りは この喪失感は この叫びたい言葉は 一体 なんなのだろう
失ったのだろうか それとも 初めから 手に入れてなかったのだろうか
それすら分からなくて なにも分からなくて
ただ 分かっているのは あたしはひとりだ。と いうこと。
***
距離じゃない? 言葉じゃない?
強がりばかりだね
離れているから 弱くなる 離れているから 言葉がほしくなる
どんどん どんどん 欲張りになって そして君の重荷になるあたしが見える そんなあたしは すぐに すぐに 切り捨ててね
早く君は此処から飛び立って あたしは眩しさに目を晦ませながら 君の影を追うから
過去に あたしは君を 「ひかりのひと」 と呼んだ。 今もその思いは変わらない。
君は「ひかりのひと」だから 此処は似合わない。 その光に少しだけ影を落として それでも君は此処から飛び立つ準備を始めている
あたしはその準備を見守っている あたしには飛ぶための「羽根」がないから だから、自分の足で 前に 前に 進むしかないから
少しだけ影を落とした 君の羽根を それでも奇麗だと思う 手折れない(倒れない) その強さを 誇らしく そして愛しく 思う
全て あたしにはないもの だから いつも いつまでも あたしは君に恋焦がれる。
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