いつまで経ってもこどもっぽくてやんちゃで元気な人。それがあたしの父。電話が苦手らしい父。電話をかけても会話は長続きしない。手紙が苦手らしい父。いつも、書留の中には一言一文だけ。「元気で帰ってくるように。 父より」最近のあたしを知っているから、心配してくれたんだと思う。そんな中での、たった一言。帰省のための航空券と見比べながら、暫く涙が止まらなかった。おかげで元気に帰れるよ。お父さん、ありがとう。いつまで経っても泣き虫な娘でごめん。