*未完成のお城*

2005年06月15日(水)  捨てていくもの 捨てられるもの 捨てられたもの

ひとつ、サイトを閉じました。
もう、持っていても仕方がないと思ったので。
そこで吐き出していた言葉たちは、此方の方に密かに引っ越しました。
あまり数がなかったので、引越しも楽でした。
「日記」というカタチだったので、日付も書き込んだ時間も入っています。
だから、此処で書き込んである日とかち合って書き込んだものもあります。
その辺も、ひっそりと「追記」のカタチで保存しました。

吐き出したもの
鬱々とした言葉たち
あたしの正直な本音の言葉たち
たまに元気だったりする言葉たち
吐き出してきたもの

捨てられませんでした。
あたしは多分にナルシストなので、自分の言葉に愛着があります。
だから、簡単には捨てられなかった。
「場所」は捨てられても、「もの(言葉)」は捨てられなかった。
あの言葉たちは全部、あたし自身だったから。

困ったのは君と交換していた日記の置き場所です。
アドレスさえ分かっていれば、必要ないかな、とは思ったんだけど。
そのことは最後まで迷っていました。
「交換日記は、アドレスさえ分かっていれば続けていける」と信じて、サイトは閉じました。
あの交換日記は、交換する頻度は少なくても、少なからずあたしの支えです。
大事です。大切です。続けていきたいです。

何度も書いてきたことだけれど
あたしにはこの頼りない両の腕しかなくて
持てるものは数限られていて
その中から、少しずつなにかがこぼれていくのを止められないでいる。
こぼれたものはもうこの腕には戻らなくて
こぼれたものがなんなのかさえあたしには分からなくて
戸惑うけれど 立ち止まるけれど それでも進むしかなくて
歩んできたこの道が、すべて正しいとは言えないけれど
君が傍にいてくれたから今までやって来れたんだと思う。

大切な 大事な 君は こぼれないように 大切に 大事に

雨の日は 感傷的になるね。

sentimentalism.


 < 過去  INDEX  未来 >


hinase