狛の日記...狛。

 

 

ピカレスク。 - 2002年08月30日(金)

…知ってる人少ないだろうなぁ。
河村隆一の太宰治。

見に行きました(笑)
31日で東京は終了ということだったので、
迷いながらも映画館まで見に行きました。


内容は、
(ファンが聞いたら怒られそうですが/汗)
あんまりパッとしない感じ。
映画自体、撮影や編集がしっかりしてない気がした。
場面変更が、ちょっと素人っぽいなぁ、なんて思ったり。
まぁ、大きな映画とは比べられないけどさ。



この映画の中の隆一は、嫌いじゃない。
こんな隆一もありかなぁ、と思う。

…なんかね。
許せるとか、許容範囲だとか、そういうんじゃなくて、
嫌じゃない感じ。

それは、
最後の方の1シーンを
どうしようもなくスキになったから。

彼(太宰=隆一)が涙を流すシーンが、
指輪物語の1シーン、
(一人で行こうと決めて、船のある岸辺に戻ってきたとき)と似てたから。

茫然と遠くを見ながら、指輪を持っていたFrodo。
心の中で、
不安と悩みと、そして周りの人たちへの優しさが渦巻いて、
激しい葛藤の中にいたFrodoの顔。

あれが重なった。

「知らない」っていうたった一言に、
惚れ直しました(笑)


…いや、もちろん演技力とか、表現力とか、
そういうのの評価は良くわかんないけど、
巧い下手じゃなくて、単に似てただけだけどね。



そしてね、
2時間ちょっとの間、
彼の声をずっと聞いてられるのは悪くないね(笑)


...



 

 

 

 

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