何百年も前の

 それは圧倒的な違和感だった
 
 何百年も前に埋葬された石棺の前で
 明日の中継の為にリハーサルを繰り返している

 古墳、
 墓と言うのはそこで死んだ証
 生きていた証

 その時代の物とは思えないほど精巧に作られた石棺は
 相当の力の持ち主の物である事はすぐに分かる

 自分が生きていた証、死んだ証は何年残るだろう?
 ましてその墓が学術的に研究されるなんて

 誇らしげか
 それともいやぁな気持ちか

 どんな気持ちだろうか

2002年03月22日(金)

大魔王の脳溶け日記 / 大魔王

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