母国と異国

 イタリア人のその人は
 いつも英語で話を聞かせてくれていた

 もちろん僕は英語を理解できないので
 英語を少しは分かる人を介して話を伺うのだが

 やっぱり母国語でない者同士の英語のコミュニケーションは
 所詮お互いの心を饒舌には語れないものらしい

 今回イタリア語のちゃんとした通訳を介した彼は
 いつもの調子では考えられない程、饒舌に語ってくれた
 もちろん母国語、イタリア語での会話だ

 英語以上にヒアリングが出来ないイタリア語は
 僕たちにはさっぱり理解できる可能性もないが
 彼の表情や話し方にいつもの戸惑いはなく
 楽しそうに嬉しそうに、いつもより明るく見えた

 異国の地で自分の母国語を話せる、
 それだけでもリラックス出来るのだろう

 異国で頑張る彼をこれまで以上に応援したくなる気持ちになれた





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2004年12月02日(木)

大魔王の脳溶け日記 / 大魔王

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