夢三昧
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劇団AUN第10回公演「尺には尺を」サンシャイン劇場 13:00開演 1階11列
■原作:W.シェイクスピア ■翻訳:小田島雄志 ■演出:吉田鋼太郎
■キャスト ヴィンセンシオ(公爵):吉田鋼太郎 アンジェロ:A・中井出健 B・星和利 エスカラス:牛尾穂積 クローディオ:谷田歩 ルーシオ:長谷川耕 典獄:本多菊次朗 修道士,従者:松本光生 エルボー,アブホーソン:鶴忠博 フロス:小櫻健一 ポンピー1:北島善紀 ポンピー2:岩倉弘樹 バーナーダイン:松木良方 イザベラ:A・根岸つかさ B・千賀由紀子 マリアナ:坂田周子 ジュリエット:A・川島典子 B・白川道子 フランシスカ:金子久美子 オーヴァーダン:A・森本佳代子 B・長尾歩 娼婦他:林佳世子 坂田周子 千賀由紀子 川島典子 森本佳代子 根岸つかさ 金子久美子 長尾歩 白川道子
Aキャスト。 前日に四季の前日予約に失敗した後でチケットを確保しましたが、500円引きな上に、かなり良席でした。 多分5列が最前列だったと思います。 サイドブロックは、センター寄り2席くらいを残して黒い布(幕?)で覆われた舞台と化していました。 Bキャストも観る場合は(というか2度観る場合は)、更に500円引いてくれるとか。 もっと早く知っていればそんな予定も立てたかもしれません。 Aで観て、Bも観たかったと心底思いました。 というよりは、演じ方、キャラクターを是非観比べてみたかったです。 アンジェロとイザベラという、いわば一番大事な役がダブルキャストなのですから。 公式サイトに写真がアップされていたのですが、残念ながらこちらもAキャストのみでした。 写真だけでも、Bも観たいです・・・。
チラシの鋼太郎さんのご挨拶によりますと、「尺には尺を」は、現在本場イギリスでは押しも押されぬ人気作品の一つで、上演頻度も「ハムレット」と肩を並べるほどだそうです。 面白いんですよ、本当に。 しかも、わかりやすい。勧善懲悪痛快時代劇(遠山の金さん!?)と言われれば大いにうなずけます。 けど、そこには、鋼太郎さん曰く、『シェイクスピアの仕掛けた罠』が潜んでいるとのこと。 確かにその通りです。 ラスト、みなさんはご存知でしょうか。 このラストの台詞は、なんて難しいのでしょう。そしてクセモノです。 そのラストにしなくても十分面白いのに、このたった一言の台詞によって、物語が一瞬にして180度ひっくり返って面白さも100倍です。 鋼太郎さんは『シェイクスピアの罠』だとおっしゃいましたが、わたしは鋼太郎さんの罠にまんまとはまりました。
イザベラ役の根岸さんは、大変お若いのに大熱演。とても印象に残りました。声が、良かったです。 マリアナ役の坂田さんは、歌がとてもお上手でした。雰囲気も良かったです。 その他個性的な俳優さんたち多数。 また拝見する機会があれば、嬉しいです。
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