夢三昧
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東京芸術劇場 中ホール 13:00開演 1階Q列
【キャスト】 ジーザス/新納慎也 ユダ/大沢樹生 仲代奈緒 真矢武 真織由季 林田和久 堀内敬子 宮川浩 秋山エリサ 野島直人 satsuki 飯野めぐみ 岡田亮輔 綾野はる 中塚皓平 川原一馬 海老沢健次
【ミュージシャン】 Keyboards寺田明生 Piano大隈一菜 Guitar西澤譲 Bass水野晴久 Drums石田淳
【翻訳・訳詞・演出】青井陽治 【音楽監督】樋口康雄
28日(水)のお昼の公演の分もまとめてこちらに簡単に感想…というよりは、メモかな。 ひとりごとに近い内容になると思いますので、読んで下さるかたは、どうかご理解のほどを。
GODSPELLは、わたしにとって特別な演目であるということは、もう、あらためて語ることではないのですが。 前回公演時期と現在の自分の環境が大きく変わっていることもあり、まず、観る前から、無意識に、この大好きな公演と少し距離を置こう・・・と、心に言い聞かせていたようなところがありました。
劇場も変わる、音楽監督も変わる、バンドも変わる。 いい機会かもしれない、わたしのGODSPELLは、前回と前々回で封印。 いっそ、観るのをやめようか・・・・・という思いも、一瞬は過ぎりました。
でも、結局、行ってしまったのですよね・・・・・。 近づいてくれば、それはもう、単に楽しみ以外のナニモノでもなくなって、少ない観劇でいかに集中観劇できるか!?なんてことを考えながら、ずっとソワソワしていました。
結論。 GODSPELLは、やはり、素晴らしい作品でした。大好きです。 正直、どうしても、どうしても、拍手したくなかったり、首を傾げたくなってしまう場面も多々ありました。 がっかりしたこともありました。 でも、それでも、わたしは、キリストとユダとその使徒たちのことを、聖書のことを、こんな風にみせてくれるこの演目に出逢わせてくれた、教えてくれた、日本版を作ってくれた青井さんに感謝するのです。 GODSPELL、最高〜!
主役の二人。素晴らしかったです。 もともと新納さんは、お笑いの部分は大好きですが、顔その他好きなタイプではまったく無く(笑)、大沢さんは、前々回のGODSPELLで恋するまでは名前しか知らず(笑)だったのですが、このジーザスとユダは、なんでしょう。 演技力とか歌唱力なんてちっぽけなこと、わたしはまったく気になりませんでした。 ただただ、ジーザスとユダに必要な、『大切なモノ』が、このお二人には十分あった・・・と感じることができました。 せつなさ、美しさ、存在感、オーラ・・・・・。 確かに大沢さんのアドリブは、度を超えていました。 けれど、わたしにとってそれは、快感でこそあれ、あながち不要なものとも思えず、尊敬さえ、、、してしまう始末・・・でした。
若い人、経験の少ない人たちがキャストに入ることは、それが青井さんの方針ならば、しかたがないことだとは思います。 でも、理想は初めて観た時の人数(13人)です。 役割分担も丁度良かったし、脇が単なる脇(アンサンブル)ではなく、全員をしっかりとキャスト(出演者)として考えることができました。 まあ、それだけ実力も伴なっていたということもありますが・・・。 今回は、残念ながら、新しい人たちは、わたしにはその他大勢としか映りませんでした。 それでも、彼らを全否定することは、出来ませんでした。 やはり、わたしの愛するGODSPELLを、彼らも必死で愛そうと努力してくれている様子は、よくわかりましたので。
宮川さん、堀内さん、真矢さん、真織さんは、最高に素晴らしかったです。 特に堀内さんは、前回より良かったくらいでした。 何かが吹っ切れていた気がします。 あまりの全力投球ぶりに、密かに涙が出るほどでした。 出し惜しみしないのねぇーーーーーと。 しかも、その歌声、表情、ダンスのすべてが、あきらかに周囲から突出して素晴らしく、はたまた可愛いーーーのに貫禄十分なのです。 この人、本当に、演じること、舞台に立つことが大好きで大好きでたまらないのだな・・・と素直に感じることのできる姿を、女優魂を、みせていただきました。
とまあ、ついついダラダラと語りそうになる部分はほとんどカットして、短縮版メモにまとめました。 あっさりしすぎたかしら(笑) というか、特別ページを作るほど観に行くことが出来ず残念でした。 もう、あれは、一生無理だなぁ・・・・・・・。
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