夢三昧
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2007年04月01日(日) 最後の一本

花緑まつり 花緑落語『最後の一本』 赤坂RED/THEATER 16:00開演 A列

◇演目◇
・古典(日替わり):「ちりとてちん」
・ミニトークショー(日替わりゲスト):真柴あずきさん
・新作「最後の一本」:作 真柴あずき


古典は、タイトルはおっしゃらなかったので調べたのですが、上方落語では「ちりとてちん」という演題ですが、江戸では「酢豆腐」というらしいのですが、となりのおじさまがノートに「ちりとてちん」とメモっていらっしゃったので(盗み見ました)「ちりとてちん」でいいかな!と。
ちなみに、風林火山のおミッちゃんが主演される10月からのNHK朝ドラのタイトルが「ちりとてちん」らしいですね。
なんと、気にしていなかったのですが、女流落語家のお話ですか。
女流落語家・・・・・。
今日のわたしにはちょい複雑・・・(苦爆・ひとりごとです)

その、「ちりとてちん」とは、なんとも花緑さんったら花緑さんったらリアルすぎて、、、最後ニオイも味もしっかり想像してしまって、、、吐きそうになってしまいましたよーーー。
花緑さんは、とにかく食べるネタ、呑むネタ、うますぎです。
本当に食べているとしか思えないのですから!
今日だって、鯛のお刺身と、うなぎの蒲焼と、ご飯と、ぜーーーんぶ噛み方飲み込み方、口に入れ方などなど何もかも違いました。
あれだけの表現をされると、完全に自分も一緒に食べちゃってます。呑んじゃってますから。
そこで「ちりとてちん」ですもの。
泣くほど爆笑なのですが、気持ち悪い。
臭いのです、におってくるのです、実際に!
もう、もう、相当なもんです・・・。


トークゲストは、初日ということで、今回の新作を書かれたキャラメルボックスの真柴あずきさんでした。
キャラメルはぜんっぜんわからないわたしです。
真柴さんは昔は女優さんで、今は作家さんなのだそうですね。
でもちょっと前にキャラメルの20周年記念公演?があって、そこでお姫様の役で久々に舞台に立たれてかなり美味しい思いをされた(笑)とのことでした♪

上川さんと花緑さんは事務所が同じなので、上川さんの話題も出て、上川さんが、あの上川さんが、舞台上で突然頭が真っ白になり台詞を全部忘れてしまった時のエピソードがもの凄く面白かったです。
やっぱり上川さんって凄いです。
けど変わってる・・・(爆)

新感線の粟根まことさんが次のキャラメルに出演されるらしく、花緑さんともご縁があるので、粟根さんのヒミツもたくさん知りました♪
粟根さんも、相当、変わってる・・・(大爆)

真柴さんのご主人は俳優の「おかやまはじめ」さん。ラッパ屋所属。
このかた、、、みなさんお顔ご存知ですか?
真柴さんとそっくりというのは冗談かと思いきや、これが言われてみればそっくりなんてもんじゃなく、瓜二つです!!!
体型まで似ていて☆
なんだかとてもほのぼのとしたご夫婦に違いなく。
「いいな〜〜〜〜〜☆」と心から思いました。

こんな、楽しいお話満載のトークタイムだったのですが。
実は花緑さん、この日が新作の初日ということもあり、滅多にしない「緊張」がかなりのものだったらしく、トークの合間合間に溜息が出てしまったり、弱気な言葉をおっしゃったりで、だんだんこちらまで緊張ーーーしてしまいました。
言えば言うほど客席も意識してしまうのにね☆
言い訳、逃げ道を探してるつもりが、墓穴掘ってるんじゃないかいのぉ〜?と思うわたしなのでした。

しかし☆☆☆

新作。花緑さんは、とても見事にやってのけられました。
主役の男性のキャラが、古典にはまったく無いタイプのキャラだったので、花緑さんの話し方、あまり聴いたことのないジャンルの声(笑)に、ワクワクドキドキしてしまいました
さすが、女性の作家さんが書かれた噺という感じです。
結構深い・・・・・。
クライマックスは、花緑さん、涙の熱演でした。
照明や音楽、音の効果も良かったと思います。
この噺も百年後には名作古典落語になるのだという花緑さんのチラシご挨拶も納得です。
いいなぁ、、、ものが書けるって・・・・・・・ってそうじゃなくって(笑)
花緑さん。
ほぼかぶりつきのようなお席でありとあらゆる表情をみせていただきましたが、どれも甲乙つけがたいくらい素敵で、大好きでした。

お茶を出していたお弟子さんは新顔さんかな・・・・・。
ちょっと真面目なジャニーズ系だったかも♪


ということで、この公演は6日(金)まで赤坂見附駅から徒歩2分の赤坂RED/THEATERで水曜以外毎日やってらっしゃいます。
当日券があるそうですので、興味のある方はぜひ!当日券4,000円です。
新作は、ちょっと、泣けます。すこーーーーし夢醒めも思い出します。


夢路 |MAIL