世に「三国志」をテーマにした漫画は数多くあれど、最近単行本の1巻が出版された「覇〜LORD〜」(原作 武論尊・作画 池上遼一)はスゴイですよ。 一般に、三国志の主人公といえば劉備玄徳ですが、
以下ネタバレ・・・
何とその劉備が早々に殺され、実はその代わりに倭人(日本人)が劉備になりすましていた!!
ウッソ〜〜ん!!
私は割と三国志は好きだけれども特別な感情は持っていないので、なるほど〜こういう展開も面白いな、アリだなと思ったけど、三国志オタク、特に蜀大好き!劉備大好き!な人にとっては噴飯モノな設定なんでしょうな〜
・・・っていうかさ、中国では劉備ってもの凄く人気あるんだよね。義弟の関羽や軍師の諸葛孔明ほどではないにしろ。そもそも「三国志」のお話を中国の子ども達は当たり前のように知ってるらしいし。 そんなね、中国人にとってのヒーローを、よりにもよって倭人だなんて、中国の方が知ったらきっとすごく不愉快になるんじゃないんですかね〜?う〜〜ん弱いなあ。 ま、そもそもたかだか150年前の人物が実は外国人でした、何て設定は無理がありすぎるわな。史料もいっぱい残ってるし関係者もいっぱいいるし。 それはともかく、日本人なら誰でも知ってて誰からも慕われてる歴史上の人物・ヒーローって誰だろ?そんでもって、その人が実は外国人でした、なんて言われたら日本人の多くが憤慨しちゃうような人って・・・いるかなあ?
それにしても、劉備玄徳が活動してたのは1800年くらい前。その頃の日本つったら弥生時代と古墳時代の間くらいですよ。国家としてやっと成立するかしないかくらいですよ。 中国の歴史って深いわぁ〜 |