お気楽日記   Home
Back Next From the first day New Index

   

2007年01月25日(木)

必殺仕置き人



日本語を勉強している外国の方と話す機会があったのですが、その方はかなり日本語ペラペラ。漢字だって読めちゃう。
今は、テキスト代わりに軽めの読み物を読んで、読めない漢字や分からない言葉が出てきたら、調べたり日本人に聞いたりという風に勉強している。

で、その勉強風景にちょっとだけ立ち会ったのだが。
はっきり言って、今どきの若い子より漢字が読めてる。言葉の意味も分かってる。スゲー。
ときどき、漢字の読みは間違うけれど、例えば「大の猫好き」というのを「だいのねこすき」という風に。
「大の」を「だいの」と読めるのは凄いし、「すき」は「ずき」って濁るんだよ、と教えると「ああ、そうか」ってすぐ納得するし、その他の漢字でも音読みと訓読みで間違っちゃうことはあるけれど、その漢字自体の読み方は分かってるようだ。

さて、その時読んでいた本というのが、猫に関するいろいろなエピソードを集めたもの。その中の1つに、「猫が酷い悪戯をしたので、お仕置きをしなければ」という話があった。

「お仕置きってどういう意味デスカ?」
「“お”は接頭語の“お”。だから本来は“仕置き”なんだよ。仕置きってのは、ん〜〜、“罰”のことかな。悪いことしたときにされるんだよ」

「接頭語」が分かる時点でスゲエと思ったが、さらにスゲエ!!と思ったのは、彼が次のような質問をしたからだ。

「ドウシテ “罰” を “お仕置き”と言うのデスカ?」

コメントが変わるエンピツ投票ボタン
うわー、そんなこと気にしたこともなかったよ!
この質問は、「漢字には1つ1つに意味がある」って教わった外国人ならではの発想だろうか。(いや、日本人も「漢字は表音文字である」って習ってるけど、日常、そんなこと気にしてないもんね)

言われてみればなー、なんで「お仕置き」というのだろう。
もともと、「仕置く(処置する)」という動詞から来てるんだろうけど、「仕える」というのが、目上の人などに奉仕するっていう意味で、「置く」が、その状態をキープするという意味があるから、なんかそんな感じなのかなあ。
って、「なんか」「そんな感じ」ってなんだよ、自分w そんなんで外国人が納得すると思ってんのか(^^;

いや〜、人にモノを教えるのって、自分も逆に教わってるもんなんですよね。
次にその人に会うときまでに、勉強しておこう・・・




Back Next From the first day New Index
お気楽日記   Home
Phot by Kurorin


My追加