Diary
沙希



 どこまで。

始まりのすぐ近くには終わりってものが潜んでて

わたしは時々不安になる。

今すぐ終わらせることは簡単。

続けてくことは難しいって知ってる。

自分にどれだけの強さがあるのかは知らない。


―――わたしはどこまで続けられるかな??―――


わたしがね、いっぱいに幸せが詰まってるって思って

大事に大事に抱えていた箱は

本当はからっぽだったみたいです。

虚しさだけが押し寄せて

わたしは15階建てのビルの屋上からソレを堕として

粉々にしてしまいたい衝動にかられた。

何も信じられないんです、今日は。

あなたの言葉さえも。

だからどうかお願い。

ただ抱きしめてください。

大好きなその腕で。


―――抱きしめてください―――

2001年10月28日(日)
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