Diary
沙希



 痛そう・・・。

この腕から流れ出す血を
僕は今の今まで気づかないふり

君が僕を見て痛そうだと涙を流すから
側の泉で洗い流した

僕が歩いた後に点々と染み付く赤を
君は泣きながら見つめ

公園の砂場で砂を握り締めては
赤い色を隠すようにふりかけている

そんな君の姿を見て
僕は少しダケ泣いた
痛そうだから・・・

痛みは伝染しちゃうから
イツカこの地上を埋め尽くしちゃう

いつしか空が紅く染まった・・・

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あたしが言葉を綴ってるのを見て

一度もそんなもの書いたことないよって言いながら
みんなが言葉をくれるのってかなりうれしい。

今まで何人もそういう人がいた。

かなり嬉しかった。

なんっていうかあたしに興味を持ってくれて
あたしの考えてることに興味を持ってくれて
あたしの言葉に興味を持ってくれて

それと同じように
あたしに自分の考えや
自分の言葉を見せてくれるのがとてもうれしい。

スキな人ならなおさら。

なんかとっても繋がってる気がしてうれしい。

あらゆる意味でお互い理解しあおうなんてきっと無理で
無理じゃなくっても堅苦しくて
だけどその努力ってきっととっても素敵なこと。

だからとってもうれしかった。

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吹き荒れる風に乗って
荒れ狂う波に乗って
ただココではないどこかへと向う

擦り切れた精神は今にも崩れ落ちそうで
下手に縫い合わせてみるけどなんだかカッコが悪いね

取り繕うことに疲れたら
一度すべてを壊してしまおう

なくして初めて気づくものがあるなら
手遅れでもいいかもしれない

2002年01月04日(金)
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