Diary
沙希



 空洞。

ぽっかり空いたおっきな空洞
でっかいでっかい落し物

姿の見えないその正体は
いつまでたってもわかんない

僕の心は欠陥品

満たされることを知らない

僕の中の空洞はいつしか
僕さえも飲みこむでっかい落とし穴に変わった

ほんの一筋の蜘蛛の糸
見えないぐらいの闇の中


お願いだから僕の名前を呼んで・・・。

++++++++++++++++++++++++++++++


少しずつだけど溜め込んでたものが爆発しそう。
感情の制御がきかない。
中からも外からも。
感情が流れこんでくることも溢れ出していくことも制御できない。
多分そのうち爆発しちゃうね。


++++++++++++++++++++++++++++++

君の足音が近づいてきて
僕は自分の部屋へと飛びこんだ。

痛そうな君の顔が
なんだか今も背中に突き刺さってる。

そんなカオしないで・・・。

心ん中で何度も呟いてるけど
ちっとも君に届きやしない。

君は扉に外側にもたれて
この扉が開くのを待ってる。

僕は扉のこっちがわで
君があきらめちゃうのを待ってる。

ううん、ホントは・・・。
君がこの扉開けてくれるのを待ってる。

だって初めから鍵なんてかかっていないんだから・・・。

2002年01月19日(土)
初日 最新 目次 MAIL


My追加