Diary
沙希



 壊れ屋さん。

わたしのココロの欠片はスベテ
あなたが持っていってしまったので
わたしは欠けたココロを修復する手段もなく
今もただここに立っている。


昨晩の月はイツモのように
トテモ哀しい歌を歌っていたから
わたしはどうしてもあなたを
思い出さずにはいられなかった・・・。


理不尽な時間は
美しい想い出に磨きをかけて
あんなにも苦しかった想いでさえも
綺麗なものへ変えてしまった。


あなたはわたしの現在過去未来もスベテ
持ち去ってしまったのに
わたしには一欠片の想い出しか
残していってはくれなかった。


でこぼこになったこのココロに優しいのは
生ぬるく流れてゆく夜の風だけ。



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なんでこんな元気ないんだろうな。


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壊れ屋さん。

凸凹になった頭抱えて苦悩してるだけ。

痛めつけるのはあたしの中のキライなあたし。


自己中。要領悪し。何もかもがヘタクソ。可愛くない。


徹底的な自己否定。


もう感覚なんていらないでしょ。


痛覚なんてあたしには必要ないんだから。


歯止めは要らない。



凸凹になった頭はそれでも考えをめぐらせ。


ひたすら苦痛を受け入れて、安定へと導く。






この世で一番確かなもの。

このカラダの痛み。

このココロの痛み。

2002年06月02日(日)
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