Diary
沙希



 ごっちゃごっちゃ。




空の色が変わり始める。

僕は自転車をこぐ。

ひたすら。ひたすら。



『どこへ行こうか。』

どこでもいい。

『なにをしようか。』

なんでもいい。



君の涙はこの脳裏から離れないよ。

いくら拭いとろうとしても

頑固に貼りついたままで。



君の言葉はいつか

この雲越えて星になる。

ピカピカ光る星になる。

そんなこと考えながら

僕は自転車をこぐ。

ひたすら。ひたすら。



ココロの染みから目をそらす為か。

それともどこか遠くへ行く為か。


++++++++++++++++++++++++++++++++


蜘蛛の糸に絡めとられた


あたしは美しい蝶?

不気味な色した蛾?


この目は美しい妄想の中で輝きはじめる。

あなたの肩。

あなたの腕。

あなたの声。


あなたの意図に絡めとられた


あたしは美しい女?

それとも使い捨ての…。




2002年07月05日(金)
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