tenQ小伝

2001年12月15日(土) 江川紹子「オウム真理教」追跡2200日

江川紹子「オウム真理教」追跡2200日を
1/5ほど読む。

江川紹子が坂本弁護士に最初にオウム被害者
を紹介したのだとは知らなかった。

坂本弁護士一家失踪事件を最初聞いた時、弁護
士というのはあぶない仕事をしてるんだな と
思った。

事件の数日後、東京新聞が「活動家の内ゲバか/
慰留バッジ、故意に置く」という記事を書いた
という。

この記事の訂正を求めて、横浜法律事務所の弁護
士と江川紹子が東京新聞にのりこんだ時の話が
書かれている。

深夜に及ぶ交渉である。結果、東京新聞は江川紹
子側の訂正要求を全面的にのんで訂正記事を掲載
した。

神奈川県警のオウムに対する及び腰はなんでだった
んだろう。当時すでにオウムはオウムに批判的な
人に対して中傷ビラを執拗に撒くことをしていた
らしい。県警のトップはそういうオウムの行動を
知っていたのかもしれない。

松本サリン事件にしても オウム真理教=なにをし
でかすかわからない教団 という図式ができあが
ってやっと河野さんが犯人扱いからのがれられた
のではなかっただろうか。

物事が動く時というのはどういう条件が必要なの
だろう というような観点でこの本を読みすすめ
てみよう。


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