下の娘の読書感想文が高校の文集に載った。
題は「星の王子さまを読んで」。
こんなに長い文章を書けるんやな と感心 した。 選んだ先生は娘の作文のどこが印象深かった んだろう。 私が共感をしたのは最後の「どうもようわか らん物語やった」というところ。
私が高校一年の頃、この物語は女子の間で 流行っていて、例のうわばみの絵を女子に 見せられて「これ何と思う?」とやられた ものだ。
さっき焼き鳥屋に家族で晩御飯に行った時、 上の娘が
「僕等捨てられるんちゃうか?」と生徒が 言った と言う。
なんのことかと思ったら、上の娘は来年から 幼稚園の先生になるのだが、実習で今日親か ら離れて暮らしている子達の施設に行ってき たのだということ。
そこにいた生徒たちの会話のことだった。
子供達は子供達なりに私の知らない世界を かいま見てるようだ。
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